ぬるっぱの育て方
夏の栄養補給に、つるムラサキかモロヘイヤなりを植えようと苗を購入しに行った時に出会った“ぬるっぱ”
なんとなく栄養価高そうだし、育ててみようと衝動買いして、育て方も調べずにプランターに植えてしまったんです。。。が、後々調べてみると、これ3m以上にもなる植物だったんですね!(°□°;)
ネットを張れるようなところに植えなかったので、後悔!

“ぬるっぱ”の育て方で調べても情報が少なかったんですが、”おかわかめ”とも呼ばれているらしく、そちらの方が色々と情報があつまりまりました。
そんな育て方を調べた情報をまとめておきたいと思います。

“ぬるっぱ”のプロフィール(基本情報)

【原産地】
熱帯アメリカ・熱帯アジア

【正式な和名】
「アカザカズラ」又は「雲南百薬(うんなんひゃくやく)」
※日本には中国から長寿の薬草として伝わってきたので「雲南百薬」という呼び名で昔は呼ばれていたそうです。
※原産地は中国ではありません。

通称(流通名)が「ぬるっぱ」や「オカワカメ」。
葉を加熱すると、ぬめりが出て、ぬるぬるとしたワカメのような食感がすることからついた呼び名だそうです。

【種別】
ツルムラサキ科のつる性の多年草
※寒さには弱いですが、関東地方以西では越冬できるみたいです。

【植え付け適期と収穫期間】
5月の霜の心配が全くなくなる季節。
※草丈は3m以上に高く伸びるので、ネットを張れる植木鉢で育てるのがおススメ。
栽培期間は長く、春暖かくなって霜が降りなくなってから植えつけて、霜が降りるまで収穫することが可能。

【特徴】
ぬるっぱ(オカワカメ)は、緑のカーテンにも最適な栄養価も高い食べれる植物。
他の緑のカーテンに用いられている「ゴーヤー」と比べても手間がかからないので栽培がとても簡単!
病害虫にも強く、無農薬でも栽培可能です。
多年草なので、うまく越冬させれば翌年も苗を買い直す必要もなく、挿し木で増やすことも可能で、根元にできるムカゴで増やすこともできます。

【食べ方と栄養】
葉っぱは常時好きな時に収穫して食べることができ、生食もできるが若干苦いので、熱湯に10秒ほどくぐらせて食べると食べやすいそうです。
お浸しや、味噌汁、天ぷら、サラダ、和え物、炒め物などに調理すると良いみたいです。
栄養価は高くマグネシウム・カルシウム・亜鉛・銅などのミネラル分やビタミンA(βカロチン)が豊富。
漢方薬や薬膳料理などに利用される植物として注目もされているようですね。

“プランターでの土作りと植え付けと水やり

ポイントは水はけの良い土作りを心がけること。加湿が苦手なよう。。。
市販の野菜用培養土に、赤玉土と腐葉土をたっぷりとすき込むと良いです。
肥えた土地が好きなので、元肥を若干多めに施すと良いみたいです。

株間は20cm程度。
※緑のカーテンでスカスカになりたくない場合は株間をもう少し狭くすると良いらしいです。

日光を好むので、なるべく日当たりの良いところで育てる方が理想ですが、半日陰でも育ちます。

水は表面の土が乾いたらたっぷりと!

追肥のやり方

元肥をしっかりしていればしばらく追肥はいりませんが、どちらかと言うと肥料を好むようです。
肥料が足りていないと、赤い斑点ができて病気のように思ってしまうそうです。
月に1~2回追肥するのを目安に、様子をみましょう。

※1~2ヶ月に一度有機質肥料を与えるのも良い。(有機肥料はゆっくりじわじわ効くのでこのペースになります)

生長の仕方

ぬるっぱ(オカワカメ)は生長の仕方に特徴があって、ネットなどの支柱をしてあげると短期間にツルがまっすぐ伸びていくのだそうで、そこに後から葉がじょじょに育っていく感じで生長するみたいです。
なのでグリーンのカーテンで葉を厚く茂らしたい場合は、株間を狭めた方が良さそうですね。
プランターでは露地植えよりも葉が小さくなるので、その辺も考えて。。

我が家は行灯仕立てで育てようとしてますが、ツルの伸びが早くて思い通りに行きません(^∇^;)様子を見ながら摘心したりして高さを出さない育て方をしようと思ってます。

増やし方

ぬるっぱ(オカワカメ)は3通りの増やし方ができます。

1:さし芽で増やす。
さし芽は、つるの先端を5~6cmで切って培養土や水にさすと発根します。気温25℃ぐらいのときが適期だそうです。

2:秋にできるムカゴを越冬させて翌春に植える。
ムカゴは葉腋に形成され、それを採取して袋に入れ、暗所で保存しておきます。翌年の5月に、土の上に置くと発芽します。

3:地下にできる球根分けて増やす。
関東地方以西では、地下の球根はそのまま残して、株元に土を盛って冬越させることができるそうです。
こうしておくと、翌年は株立ち状に発芽するみたいなので、増やすことができるそうです。
何でも1年目よりも2年目の方が立派なグリーンカーテンになることが多いようですよ。

まとめ

ぬるっぱ、なかなか家庭菜園では嬉しい植物では?と思いました。
夏場は葉野菜が減るので、毎年畑にはモロヘイヤを植えていたのですが、今年はぬるっぱで栄養補給できそうです。
女性に嬉しい葉酸や亜鉛も多く含むし、夏に多く必要なミネラル分も多い野菜です。
庭やベランダに1株あったら夫婦2人暮らしなら、副菜になって良さそうです。

生長過程や、さし芽で増やしてみたりしようかと思ってますので、またおいおい書いて行こうと思います。