ペピーノの育て方
プランターで珍しい物を育ててみようと選んでみたのが”ペピーノ”。
名前の響が可愛いので選びました(^∇^)

これは何でもデパートなどでは高級フルーツとして売られているのだとか!
これは育てがいがありそう!
で、とりあえずペピーノの栽培情報を集めてみました。

ペピーノってどんなフルーツ?

ペピーノはなんでもアンデス山脈地域で栽培されているナス科の植物だそうです。
ニュージーランドで盛んに栽培されていて、一般的な果物として食べられているのだとか。
ペピーノは”pepino”で、語源はスペイン語で、甘いキュウリ(ペピーノ・ドゥルセ)という意味。
味は、メロンと洋ナシを合わせて、キュウリを混ぜたような味と評価している人が多いです。

《ペピーノ基本情報》
・原産地:アンデス山脈地域

・形態:多年草
→日本では冬越しが難しいので1年草として扱われることが多い。

・草丈:生長が早く、1mほどに育つ

・耐寒性と耐暑性:どちらにも弱い。
→夏場は半日影の風とおりの良いところで育てましょう。
→耐寒温度は5度なので、日本では冬越しが難しい。

・生育適正気温:最低10℃以上、最高25℃以下の範囲内なら、常に開花・結実

・結実年数:苗から3~4ヶ月で実になって収穫できる。

種まき方法

ペピーノの完熟した果実から種を採って、充分に乾燥させます。
そのまますぐに種を蒔くと発芽率が悪いようなので、休眠させてやると良いみたいです。
※休眠方法→乾燥剤とともに密閉容器に入れ冷蔵庫で保存し、翌年春に蒔くと良いみたいです。

また、タネから育てた株は性質が弱く、果実も食味が劣るものができてしまうことが多いので、おすすめできないと書かれている情報もありました。

発芽温度は22~25℃前後で、2~3週間で発芽。
春先に植えるならビニールなどを被せて温度を上げる必要がありそうですね。

苗の植え付け方法

植え付け時期は4月~9月の間ですが、苗を購入してきたら、春に植え付けるのが無難です。
※ペピーノは日本の真夏と真冬が苦手です!

一応多年草なので、越冬する予定なら秋(9月)に植え替えが必要です。
ペピーノは生長がとても早く、根が回るのももちろん早いです。
根詰まりを起こすと発育が悪くなってしまうので、春か秋の成長期に、一回り大き目の鉢に植え替えてあげると良いようです。

用土と肥料

一般的な野菜培養土でOK。
できるなら腐葉土や、赤玉土を足して水はけの良い状態にすると尚良いみたいです。

肥料は4~9月の間に発酵済みの油粕などを施肥。3~4回に分けてやります。
窒素分控えめでリン酸分が多めの割合が◎

苗の増やし方

ペピーノは種から育てるだけでなく、挿し木が可能。
4~5月の間か、9~10月の間に挿し木をしておくと根付かせて増やすことができるようです。
※春の方が気温的におススメ。

わき芽の枝を5~7cmほどの長さで切って、バーミキュライトや鹿沼土、赤玉土などの清潔な用土にさし、育てます。
用土は乾かないようにして日陰で管理します。
1ヶ月ほどで根が出てきます。新芽が出始めたら植え替えて通常の管理でOK。
後は半年ほどで花が咲き実がつくようになります。

栽培に適した環境

日当たりの良いところを好みますが、真夏の暑さには弱いので、8月は風通しの良い半日陰の涼しい場所で育てると良いみたいです。
※27℃以上になると成長が鈍り花も咲かなくなってしまうようです。

越冬させるなら、最低気温が10℃以下になる頃には室内の太陽の当たる温かいところで管理しましょう。

病気と害虫

病気は特にないようです。

害虫はアブラムシ、ハダニ、オンシツコナジラミが発生する場合があるようです。
見つけしだい早めに防除することと、乾燥時に葉水をこまめに与えると、ハダニの発生を防ぐ効果があるそうです。

その他、主な作業

・水やり
→土の表面が乾いたらたっぷりと水やり。
実の生り始めは乾燥に特に注意!実が大きくなったら今度は糖度をあげるために乾かし気味に育てます。
冬の間は乾かし気味に育てます。

・わき芽摘み
→放っておくとわき芽がどんどん出てしまって、枝ばかりが伸び、実の付き方が悪くなってしまうので、わき芽摘みをしっかり行います。
主枝のみを残した1本仕立てか、主枝+脇枝の2本の3本仕立てで育てます。

・人工授粉
→両性花で自然に結実するみたいですが、虫の少ないところでは人工授粉が必要になります。
毛筆などで花を軽く撫でて受粉します。
たくさん結実したら1房に2~3個になるよう大きな実を残して、ほかは摘果。

・剪定
→春の収穫後や秋の収穫後に行います。
株元から10~15cm程度に切り戻す。又は株全体が1/2以下の草丈になるように切り戻すようです。

・冬越しした場合
→連作障害予防のため植え替えをした方が良いみたいです。
もしくは挿し木で株の更新するのがおススメだそうです。

収穫と食べ方

収穫は縞模様が濃く出て、黄色くなった収穫時期と書かれているところがあります。
収穫後は2~3日追熟させて、冷やして生食だそうです。

我が家のペピーノ

プランターが足りないので、うちでは袋栽培にしました。
3本仕立て育てる予定です。

用土は、去年使用した土に牛ふん、竹炭、米ぬか腐葉土などを混ぜてしばらくおいておいた土と、新しく買って来た野菜用培養土
とを混ぜ、そこに赤玉土を混ぜました。

今はこんな状態。

さてさてどうなるでしょう?(^∇^)楽しみです。