今年のうちの畑は、なぜかナスだけ調子が悪いんです。
ある時から全然成長しないんですね。

上の写真が一番成長の遅いナスです><

あまりに調子が悪いので、油かすやぼかし肥をあげるのはもちろん、
敷き藁もきっちり敷きつめて、過保護に育てています^^;
それでも、こんな状態だったんですね。

病気なのかな~とずっと思っていたのですが、理由がわかりました!
それはある虫のせいだったんです><

ナスを弱らせる虫の正体は、テントウムシダマシ

うちのナスを弱らせたのは、この虫です。

この葉っぱについているトゲトゲの虫は、テントウムシダマシの幼虫です。
葉の裏にいます。

上の画像をもうちょっとアップしたのが下の画像です。
4匹いますよね^^;
6~7mmくらいで結構大きいです。

成虫はテントウムシに似ていて、オレンジ色のテントウムシという感じです。
見た目で区別つかないほど似ているわけではありませんが、これです。

しかし、農作物への影響は、テントウムシとダマシでは全く逆なんです。
テントウムシはナス科につくアブラムシを食べてくれる益虫なのですが、
テントウムシダマシは、成虫、幼虫ともに、葉肉や果実を食べる害虫なんですね><

こんな感じに葉が黄色くなっているところは、テントウムシダマシに食べられているということです。

また、ナスの表面に何かが這った後のような食べられ方をしているのを見かけることがあると思いますが、それはこの、テントウムシダマシが食べた後なんです。
食害を受けた後は、その部分の成長も止まってしまいますので、
見つけたら捕殺しないといけません。

これが大発生すると、葉を食べつくす勢いでナスが元気なくなるのですが、
まさにその一歩手前で発見しました><
放っておいたら枯れてましたね~。

ちなみにテントウムシダマシは、ナスだけでなく、
きゅうり、ピーマン、じゃがいも、えだまめ、白菜、ごぼうなどの葉も食べます。

今回は、一枚一枚確認して捕殺し、ストチュウをしておいたのですが、
次の日はいませんでした♪
そして気のせいか、なんだか葉も元気になったような気がします^^

テントウムシダマシは、幼虫でも大きくて見つけやすいですし、
捕殺でも対応できます。
捕殺しても湧くように生まれてくるということはないようですね。

そして、成虫を見つけた時も、捕殺した方が良いです。
卵を産んで、大発生の元ですからね><
大発生すると、ナスの成長を止めてしまいますし、めんどくさいです^^;

卵は、食べられた跡の近くの葉の裏を探すと見つかることがあります。
黄色い卵で、20~30個ほどまとめられて産んでいるので、
見つけたら潰してしまいましょう。


捕殺した後のナスが、また成長してくれるかどうか、楽しみです^^
しばらくチェックして、ストチュウをやりながら様子を見ようと思います。

2011.8.4追記:幼虫を駆除すると、ナスが生るようになりました♪
それでも新しい成虫が少なからず来るので、毎日駆除しています。