先日、ペピーノ栽培に挑戦しますという記事をアップしましたが、タイムリーにNHKの趣味の園芸”やさいの時間“で、ペピーノの育て方が紹介されていました!
しかもプランターでの育て方で、なんと調度良いタイミングなんだろうと、しっかりメモりました!
講師は園芸家として有名な深町貴子先生でした。
※先日の記事で、ペピーノはフルーツと書いてしまいましたが、”やさいの時間”ではお野菜として紹介されていました。
ナス科なので、お野菜の一種ですね(^∇^;)
ペピーノってこんな野菜です
ペピーノは、草丈60~80cmほどに育ち、黄色いテニスボール大の実をつける野菜。
数年前からじょじょに話題になっている新しい野菜なのだそうです。
原産地は南米アンデスの高原地帯。
切るとこんな感じ!
果物のように見えるんですが、野菜なんだと深町先生。
味は、メロンのような食感でナシのような甘みがあるんだそうです。
ペピーノは丈夫で育ちやすく、栽培は意外と簡単なので、初心者の方でも育てられそうです。
そして嬉しいのは、一度苗を植えると、夏と秋に年に2回の収穫が楽しめるところ!
野菜の栽培と言うよりも、観賞用でも可愛いのでベランダで育てるのも良いですよね。
今回は一鉢から10個の収穫を目指す方法だそうです。
ペピーノの良い苗の選び方
ペピーノはとても生長が早いので、大きさではなく元気さで苗は選びましょう。
・葉の色が濃い
・病害虫に侵されていない
に気をつければOKだそうです。
プランターの選び方
深町先生のチョイスは再生紙で作られたプランターでした。
ペピーノは深く広く根を張るので、深さのあるプランターを選ぶのがポイント!
直径20cm・深さ28cmで、容量は10リットル
この大きさに1株植えます。
準備するもの
・ペピーノの苗1株
・野菜用培養土
・鉢底石
・鉢底ネット
・プランター
植え付けの手順
1:鉢底ネットを敷く。
底に排水用の穴があれば敷きますが、再生紙のプランターは斜め下に穴が空いてます。
セロテープなどで固定してやるとズレなくて作業しやすいです。
→鉢底ネットをはる理由は、底から土がもれないことと、ナメクジやダンゴムシなどがその穴から侵入しないようにするためですす。
2:鉢底石を入れる。
底から3~4cmの高さまで鉢底用の石を入れます。
※通常2cm程度でOKですが、ペピーノは厚めに敷きます。
水はけが良くなり、土が湿りすぎるのを防いでくれます。
※土を再生して使ったりする場合は、経験上ですが石と土をふるいにかけなければならなくて大変です。なので、ネット(排水口用のネットや玉ねぎネットなど)に石を入れてから、鉢底に敷くと後あと便利だと思います。
3:野菜用培養土を入れる。
鉢のフチから2cmほど下まで入れます。
表面は平らにしておきましょう。すると、水やりの時に、均等に水が行き渡るようになるからです。
※野菜用培養土はあらかじめ栽培に必要な栄養がバランス良く入っているので便利です。
園芸店で売っています。
4:プランターの真ん中に植え穴を掘ります。
ペピーノの苗がスッポリ収まる深さの穴を掘りましょう。
5:苗を植え付けます。
苗を傷めないように、人差し指と中指の間に苗の根元を挟み、ひっくり返して、ポットから外します。
根の塊をつぶさないように植え穴に入れたら、周りの土で穴を埋め、軽く抑え密着させます。
6:借り支柱を立てます。
使い古した割り箸を、株元から2cmほど離して斜めに差します。
そして誘引。
紐を株元の茎にかけて、数回ねじってから割り箸と結びつけます。
これで、苗が固定されるので根の張りがよくなるんだそうです。
7:しっかり水やりをする。
植え付け後はしっかりと水やりをしましょう。
鉢底から水があふれてくるぐらいたっぷりです。
ペピーノの害虫対策
ペピーノはハダニやアブラムシなどの害虫がつきやすい植物なんだそうです!
なので早めの対策が必要です。
《ハダニの対策》
ハダニは植物の汁を吸って、生育を悪くさせる害虫です。
ハダニが苦手なのは水です!なので水で流してしまうのが効果的です。
でもあまり水をあげすぎることになっても根腐れを起こしてしまうので、”霧吹き”を使うのがちょうど良いそうです。
葉の裏につくことが多いので、葉の裏も表も水を吹きかけて退治します
《アブラムシの対策》
アブラムシの数がまだ少ないのなら、セロテープなどの粘着テープを使って貼り付けて取り除きます。
でも、アブラムシが多いとこの方法はけっこう手間なので、アブラムシ対策は”予防”が大切!
アブラムシを予防するには、黄色い粘着シートが効果的なんだそうです。
アブラムシは黄色を好むを利用した市販されている粘着シートです。
この黄色いシートには両面に粘着成分が塗られているので、飛んできたアブラムシをくっつけます。
最近は色んなタイプのものが販売されているので、園芸店などでチェックしてみましょう!
使い方は簡単!支柱に差して、表面の保護シートを剥がして、株元のそば立てます。
アブラムシは上から飛んでくるので、ポイントは守りたい植物の上に差しておくこと!
ペピーノの世話の仕方
・ペピーノは日当たりの良いところに置きます。
(※真夏の日差しには弱いので、その頃は半日影の場所でOK)
・水のやりすぎに注意!
ペピーノはずっと濡れている状態が苦手な植物です。
葉がしなっと丸まってきたころに水をやっても間に合うので、やり過ぎに注意しましょう。
・追肥
植え付けてから約3週間後に液体肥料をあげます。
その後は1~2週間に1回は追肥します。
・整枝
草丈が15cm以上になったら、太い枝を3本残して、それ以外の枝はきり落とします。
これを”整枝”と言います。
※こうやって”整枝”を行うと、栄養があちこちの枝に分散してしまうのを防いで、残した3本の生育を良くします。
そして残した3本の枝を支えるように支柱を3本立てて、枝を(誘引して)支柱に結んで折れないように固定。
・収穫
5月に植付けをしていれば、7月の下旬ぐらいには収穫できるそうです。
真夏は苦手なので生長が若干衰えますが、また秋にもう一度収穫できるそうです。
ペピーノはナス科なのでやっぱりナスのように、3本仕立てで育てれば良いってことが分かりました!
後は、水のやり過ぎに注意みたいなので気をつけようと思います(^∇^)