この秋、とても調子の良かったうちの畑ですが、
野菜が育ってきて防虫ネットがそろそろ狭そうに感じたので
外して1週間。。。やっぱり葉に虫食い穴が目だってきました。
今日は朝からじっくり腰を据えて、畑で野菜の観察(?)をしつつ
ストチュー・ミックスを霧吹きでシュッシュしていたら、
カブの葉に虫食い穴が目立つな。。。とよ~く見てみると、
1~3mmほどの小さい黒い虫が!
しかもよく見ていると2種類!
↓テカッと光ってる黒い虫と、ゲジゲジの黒い虫です。
あまりに小さくて葉についてる状態の写真が撮れませんでした。。
これは取り除いて、容器に集めた写真です。
黒い虫の正体はダイコンサルハムシ!
帰ってさっそく調べてみたところ、
主にハクサイにつく虫で、その他アブラナ科の野菜にもつく、
ダイコンサルハムシ(又はダイコンハムシ)で、
成虫が黒くてテカっと光っている方で、
ゲジゲジっとした方が幼虫でした。
《ダイコンサルハムシの特徴》
- コガネムシやてんとう虫の仲間。
- 成虫・幼虫とも食害する。
- ダイコンにもつくけど、白菜・キャベツの方が好きなようです。
- 9~12月の秋に多く発生する。
- 被害は葉っぱに5~7mmほどの穴がたくさんあく。
幼苗で多数発生してしまうと枯死してしまうことも。。。 - 幼虫はてんとう虫の幼虫にも似ているので注意!
- 幼虫ももちろん成虫も飛べません。
- 成虫で越冬をして、草むらで春夏の間は寝ていて、秋のみ活動する変わり者。
ダイコンサルハムシの対策
《ピンセットで捕殺》
ダイコンサルハムシは、ほんのちょっと触れるだけ、コロっと丸まり
地面に落ちます。真っ黒でとても小さい虫なので、
地面に落ちるともう見つけることができません。。。
白菜などの葉の間に入ってしまうと、指では取ることできませんでした。。。
なので、ピンセットがおススメ!
お箸でも良いかも知れませんが、ピンセットの方が落とさないと思います。
水を張った容器を持ちつつ、ピンセットで捕まえて水没させると動かなくなりました。
ただ、根気がいりますよ~><
《泥粘土でくっつけて捕殺》
粘土質の土を水でといて、味噌のような状態にして、
ペットボトルを半分に切った容器などに入れ、
割り箸(1本)の先端にその泥粘土を付けます。
それをそのままダイコンハムシにピッとくっつけると、
ダイコンハムシがくっつのだそうです。
後は、泥粘土の中で攪拌して、またサルハムシをくっつけて泥粘土でぐりぐり~。
これ、すっごく良いアイデアだなぁと思いました^^
参考→ダイコンハムシの捕殺方法
《囲いを作る》
ダイコンサルハムシは、飛べない虫です。
寒冷紗で囲っても良いですが、地面の部分をしっかり埋めておかないと
歩いて葉に上ってくるようです。
ネットを張っていない場合は、
ツルツル状の板(下敷きのようなもの?)で、カブの回りを囲むと
上ってこれないから防げるのだそうです。
《草は早めに分解させる》
ダイコンサルハムシの発生要因は、未分解の草と湿気とも言われています。
草の中で越冬するんだそうです。
元肥えを入れる時に分解した草を入れる方もいると思いますが、そうするなら早めに鋤き込んで分解させる必要があります。
そして、水はけの良い場所で育てるのも湿気対策になりますね。
こんな感じのようです。
そもそも、最初からトンネルをしっかりしていればこんなことにはならなかったのかもしれません^^;
途中からトンネルをしても中に入ってしまうと意味がないので、やるなら最初が肝心ですね!
私が感じたのは、ダイコンサルハムシは新芽が好きなようで、真ん中の小さな葉を食べ荒らします。
アオムシのフンのように小さいですが、見逃すと葉が網目状になってしまいますのでお見逃しなく!
ちなみにストチュー・ミックスは効果なしでした^^;
もう一度、明日の朝確認に行ってきます。