福田俊さん著の『有機・無農薬の野菜づくり』に載っていた『天恵緑汁』を作ってみました。
天恵緑汁とはヨモギと黒糖でできる『植物活性力剤』なのだそうです。
天恵緑汁って何?
天恵緑汁は、野菜や果物などのあらゆる植物の生育を助けくれて、元気にしてくれる液肥です。
正真正銘、ヨモギと黒糖だけで出来ているので、人体にも優しいのはもちろんだし、自然環境にもとても優しいので安心して使える、天然の肥料ですよね。
※私がとってきたヨモギは今回これだけです。
本当は45Lのゴミ袋がパンパンになるくらいは欲しいところです。
※スーパーで買ってきた黒砂糖。
黒砂糖は塊りのものもあるけれど、粉タイプの方が使いやすいです。
天恵緑汁に使うヨモギについて…
天恵緑汁に使うヨモギに向いているのは、春の芽吹きの頃から初夏にかけての頃(3月~6月頃)の新芽(成長点)が良いようです。
3月だとヨモギはまだそんなに育っていないので集められる量が少ないのですが、そのかわり新芽には勢いがありますので、それがとても良い状態なのです。
そしてヨモギを摘むのはできたら早朝の水分をたくさん含んでいる時間帯。
その時間に摘んだものの方が、みずみずしくて適しているのです。
手で折れる程度の芽の先を集めます。
天恵緑汁の作り方
ヨモギと黒砂糖の割合は3:1が目安。
向いている容器は、陶器やガラスなどで、そこに、ヨモギと黒糖を交互に重ねるように積んでいきます。
最後に重しをして、不織布かもしくは寒冷紗などでハエなどの虫が入らないようにフタをします。
※とりあえずお試しで作っているので、家にある道具で作ったため、 重石は水を入れた容器です(笑)
でか過ぎなんですけれどね。。。
※不織布で覆った図です。。。ゴミの山のようだ(笑)
そして、このままの状態で1週間ほど放置して発酵させたら、天恵緑汁の出来上がりです。
ヨモギについている自然界の菌とヨモギのエキス、さらに黒砂糖のミネラルが交じり合って、発酵します。
発酵がうまくいくととても良い香りがするんです。
私が作った今回の量はほんの少し。。。
雨が降ってきたので、600gほどのヨモギしか集められませんでした^^;
そして容器もプラスチックのバケツしかなかったので、それで仕込んでます。
とりあえずある物で作ってみた!状態です。
心配ですが、とりあえず1週間待ちます。
天恵緑汁作りのポイントまとめ
- 手で折れないような硬い部分は取らないようにする。
- 早朝のみずみずしいヨモギの葉を摘む。
- 柔らかい新芽の部分を手で折る。
- 摘んできたヨモギは洗わないで使うこと!
- ヨモギの葉と黒糖の割合は3:1
- ヨモギと黒糖は交互に重ねる。
仕上がりはまた1週間後に報告します。
ちなみにヨモギではなく『スギナ』で同じように作った液は、キュウリなどのウリ科のうどん粉病予防にもなるのだそうです!
今日、スギナも探してみたんですが、一掴み程度しか見当たりませんでした。。。
※「有機・無農薬の野菜づくり」の著者福田さんのサイトに、 分かりやすい作り方が動画で説明されています。
→T&Fホームページ