種にはいろいろな種類がありますが、
それは品種だけでなく、
その種が受け継がれてきた方法によっても分類されるって知ってますか?

その分類が、この2つ。
・交配種(又はF1)
・固定種

種を買うと、↓こんな風に「○○交配」って書かれているのを
見たことあると思います。
固定種と交配種の違いとは
これが“交配種”の種だってことを
表示していることになります。
信頼できる大手の種を販売する会社ではちゃんとこのように
明記されています。

ただ単に今だけを考えて野菜を育てているぶんには
関係ないかも。。。って思うかも知れないけれど、
せっかく育てる野菜の種のこと知っておくのも大切かなと思い、
メモ代わりに書いておきます^^

交配種と固定種の違い

今スーパーやホームセンターなどで売られている種のほとんどが
交配種と呼ばれている種が主流です。

交配種とはF1(エフワン)とも呼ばれていて、
正確には一代交配のことで、いわゆる“雑種”のこと。

どういうことかと言うと、
より美味しい野菜や、育てやすい野菜をつくる(品種改良する)ために、
Aという品種とBという品種を掛け合わせてできた種が、
交配種なんです。人間でいうとハーフのこと^^

一方、固定種とは昔からもともとある“普通”の種ことで、
“単種(たんしゅ)”とも呼ぶようです。
交配種と呼ばれる種ができるまでは、普通に“種”と呼ばれていた、
品種改良されていない種のこと。

交配種のメリット・デメリット

交配種とは…

交配種はの良いところは、
Aという品種の良いところと、Bという品種の
良いところをかけ合わせて
より育てやすく、病気に強く、そして甘くて美味しくなる種
育てれるってところ。

こう書くと、なら交配種の方が良いじゃん!と
判断してしまいそうなんだけど、
デメリットもあります。
交配種の種で育てた野菜から
種を自家採取した場合を“F2”と言いますが、
F2はF1と同じ野菜には育たない
のです!
なので一代限りの種で、
種を残せない野菜とも呼ばれています。。。
命をつなげないってやっぱり自然界にないことなので
不自然ですよね。。。

なので交配種は
「種苗会社が毎年種子を購入させるための戦略!」

と言われていたり、
「本来主流の固定種が廃れてしまう!」という
意見もあり、問題視されている側面もあります。。。

それでも、交配種の技術革新があったからこそ、
野菜不足にならずに済んでいるという事実もあるので、
深く知りたい人はその辺正しく知ることが大切かと思います。

自家菜園で野菜を育てる楽しみの一つとして
昔ながらの品種を育てて、
本来の野菜の味を知ることもあるのかなって
思うので、
固定種の種で育ててみるのも悪くないですよね。

ぜひ、固定種、交配種を意識して種を選んでみてください。