畑をやり始めたら、挑戦したいのが苗づくり。
でも芽が出なかった。。。苗が市販されているのより弱々しく育った。。。
などの失敗が多いのだそうです。

しかし!私が苗づくりを教わった方曰く、
苗作りはポイントさえ押さえれば、誰だって簡単にできる!とのこと。
その中の大きなポイント3つをまとめてみました。

1:苗つくりは土で決まる!

苗作りは、
発芽後畑に移植しやすいように育苗用のポットを使って育てますよね。
そしてだいたい畑に移植できるぐらいに育つまでは
約1ヶ月かかって、長くかかる野菜は2ヶ月かかってしまうものもあります。
その期間はポットの中の少ない土で育てることになります。

なので、ポットに使う土の影響は
畑で育てる時の土よりも、もっとシビアに苗に影響してしまうってこと。
なので、苗づくりの大きなポイントの一つは『土』なんです。

そして、自分の畑の土がいくら肥沃で自慢の土だったとしても
その土をそのままポットに入れて使ってもうまく苗が育たないって
こと多いようなので注意!

じゃあ、どんな土を使えば良いのでしょう?

《理想的な育苗用の土のポイント》

  1. 排水性の良い土
  2. 殺菌された土
  3. 完熟させた堆肥が入っている土

まずは土は排水性を保つこと。
水やりを繰り返していると、どうしても土がどんどん詰まってしまって、
硬くなってしまいやすいので、要注意!
そして、土にウイルスが棲んでいたりすると、苗に感染してしまうので、
殺菌された土が良い。
さらに堆肥は未熟だとポットの中で
発酵熱やガスを発生してしまうことがあるので、根に障害を起こすかも知れません。
なので、完熟の堆肥を使用すること。

《理想的な育苗用の土の配合》

  • 畑の土を焼いて殺菌したもの(1/3)
    (※又は小粒の赤玉土でもOK)
  • 完熟させた堆肥を細かく砕いたもの(1/3)
    (※又は細かくした腐葉土でもOK
  • もみ殻くん炭(1/3)
    (※又はピートモスやパーライトでもOK)

※カッコ内で代用した場合は、肥料分として
 ぼかし肥を少し混ぜてやると良いようです。

初心者の方で、これ集めるの大変だ。。。って人は
育苗用の土が売っているので、それを活用することをおススメします。
でも注意したいのは市販品の品質
値段が安いものほど素材が悪かったりするのです。

おススメは

自然農を教えておられる先生のおススメで、
「これは間違いない!」とのこと^^
私もこの春試してみる予定です。

2:寒さはしっかりガード!

春夏野菜のための
育苗を始めるのは本格的な春になる前(3~4月)ですよね。
この時期はまだまだ寒い日も多く、朝夕は特に冷え込むの要注意!
春夏の野菜はやっぱり寒さに弱いのが特徴なので、
苗づくりに大切なのは『寒さガード』

そこでおススメなのは
発砲スチロールの箱で作る簡易温室!

ポットに種を撒いたら、
発砲スチロールの箱に入れて、上に透明のビニールシートをかぶせたり、
大きいビニール袋に入れて、口を止めます。

《発砲スチロール簡易温室を作る注意点》

  • 発砲スチロールの箱が深くて日に当たらない場合があるので、
    上げ底など工夫をしてなるべく日が当たるようにしましょう。
  • 水遣りをした後、箱の底に水が溜まってしまってたら根腐れを起こすかも
    知れないので、箱の底には穴を開けておきましょう。
  • 日中、温かい日はビニール内の温度が上がりすぎてしまうので、
    そんな時はビニールを外してしっかり換気を。
  • 朝夕がかなり冷え込む時期なら、朝夕のみ室内に入れて管理。

3:水の管理も大切

温度管理と共に大切なのが水の管理
水やりのポイントは、あげすぎない!あげなさすぎない!(笑)

毎日欠かさずマメに水やりをするのではなく、
ポットの土の表面が白っぽくなったら、たっぷりあげること。
ちゃんと土の状態を見て管理する事が大切なのです。

《水やりのポイント》

  1. 土の表面が乾いたらたっぷり水やり。
  2. 葉にかからないように注意!
  3. 理想は温かい日の朝に水やりを!

たっぷり水をやるとは、ポットの下から水が流れ出すくらいの量です。
表面だけしか水をあげないと、底の方にまで伸びている根っこに
水が行き渡らなくなるから。
そして、根元にゆっくり水をまくこと
勢いが強いと苗が倒れてしまって傷んでしまいます。
さらに朝に水をやるのは、夕方だとそこから気温がどんどん下がるので
土の温度をさらに下げてしまうことになるからです。
なるべく暖かい1日になりそうな朝にあげる。


自分で種から育てた苗を畑に移してできた野菜の味は格別!
ってことで、私も今年から本格的にチャレンジしたいと思います^^