NHK 趣味の園芸 “やさいの時間”(2010年8月8日放送)で紹介されていた、
藤田智先生が教えてくれる
『苗から育てるキャベツ』!しっかりチェックしましたよ^^

【NHK 趣味の園芸 苗から育てる野菜】
キャベツの苗を植える適期は8月中旬~9月上旬!
キャベツは、植え付け適期を外さないで、
適期に出回る”よい苗”を植えることが大切!

●コレが良い苗!
 キャベツの育て方
 ・葉の色が濃い!
 ・全体にがっちりしている。
 ・双葉がついている。
 ・病害虫の被害がない。
 ・本葉が4~5枚程度。

≪準備するもの≫
・キャベツ苗
・苦土石灰
・完熟牛ふん堆肥
・化成肥料(N-P-K=8-8-8)
・レーキや塩ビ管など
 (畝の表面をならす道具)
・メジャー
・ジョウロ
・移植ごて
・間縄(けんなわ)
 (紐の両端に短い支柱を結びつけたもの)
・トンネル用支柱
・寒冷紗(かんれいしゃ)
・留め具

≪土作り≫
●植え付け2週間前
1:畝のスペースを決めて、苦土石灰をまいて耕す。

 ・苦土石灰→1平方メートル当たり100~150gを目安
 ・番組では、畝のスペースは幅60cm、長さ265cm
  測っていました。(6株分のスペース)


●植え付け1週間前
 1:畝の中央にあたる所に
  幅約15cm程度、深さ約20cm程度の溝を掘ります
 キャベツの育て方
 2:この溝に1平方メートル当たり2kgの完熟牛ふん堆肥
  100gの化成肥料を入れる。

 ※輪作が基本ですが、
  やむを得ず連作になってしまう場合は
  根こぶ病予防のために土壌殺菌剤(ネビジン粉剤など)を
  土に混ぜ込んでおくとよい。

 3:畝を立てる
  溝に土を入れて、平らに埋め戻す。
  高さ5~10cm程度の畝を立てて、レーキや塩ビ管などで、
  表面を平らにしておく。
 キャベツの育て方
●苗を植えつける
 ※苗の植え付けは、暑い時間帯を避けて、早朝もしくは夕方の
  涼しい時間帯に行うほうが良い。
 キャベツの育て方
 1:畝の中央に45cm間隔で植え穴を開けていき、
  ハス口を外したジョウロで手を介しながら水を注ぎ混む。

 2:ポリポットから取り出した苗を穴に植えて、隙間を土で埋めて押さえる。
  最後にジョウロ(ハス口有り)でたっぷり水をかけてあげる。

●寒冷紗でトンネルがけを!
  キャベツの育て方
 気温の高い時期は害虫が多いので、苗を植え付けたら、
 すぐに寒冷紗で覆います。(寒冷紗は害虫対策の基本なんだとか)
追肥などの作業時以外はずっとかけたままにしておく。

  水やりは寒冷紗の上からでも大丈夫!
  外すのは収穫の1週間くらいが目安。
 銀色の糸(銀線)が織り込んである寒冷紗は、
  アブラムシの飛来を防ぐ効果もあるので、オススメ。

 1:トンネル用支柱を立てる
  畝に沿って、畝をまたぐように支柱をまげてトンネルをつくる。
  間隔は50~60cmぐらい。
  ※曲がるタイプの支柱は曲げる際、跳ね返る場合もあるかも
   知れないので、周りの人に注意して作業を行いましょう。

 2:寒冷紗をかぶせる。
  キャベツの育て方
   ↓   ↓   ↓   ↓
  端はまとめて結び、留め具でしっかり押さえておく。
  キャベツの育て方
  反対側の端も同じようにまとめて、紗がピンと張るようにして、
  留め具で押さえる。

 3:トンネルの側面のすそに土をかぶせる。
  キャベツの育て方
  寒冷紗のすそに土をかぶせて、隙間ができないようにする。

 4:寒冷紗の上からも支柱を挿す。
  キャベツの育て方
  寒冷紗が風などで飛ばないように、寒冷紗の上からも、
  2本ほど支柱を挿して、押さえる。

●追肥と土寄せ
 キャベツの結球が始まるまでに立派な株にしておくことが大切で、
 そのためにはしっかり追肥を与えること。
 
 ≪1回目の追肥≫…植え付けから2週間後が目安
 1:1平方メートル当たり約30gほどの化成肥料を株と株の間にまく。

 2:肥料と土を混ぜ合わせるようにして、株元に土寄せをする。
  株の葉に土をかけないように。

 ≪2回目の追肥≫…植え付けから4~5週間後が目安
 1:本葉が10~15枚の頃に、もう一度1平方メートル当たり30gの
  化成肥料を株の両側にまく。

 2:土をやわらかく軽く耕して株元に土寄せをする。

●結球開始!
 本葉が17~20枚ほどになってくると
 株の内部の葉が立ち上がって巻くようになってきたら、結球の始まり♪

●収穫
 収穫適期の見極めは、キャベツの球を押してよく締まって弾力があることを
 確認できたらOK!

 外葉を1~2枚つけて、茎をカマか包丁で切る。

 ※取り遅れると”裂球(れっきゅう=球がわれること)”してしまうので注意!
  これは、内部の葉が成長して結球が進みすぎてしまうことが原因なので、
  割れ始めたら即収穫するのが良いようです。
  裂球してしまった場合も、葉はややかたくなるようですが、
  食べれます^^