トウモロコシは栄養価が高く、食物繊維が豊富!
たんぱく質が主成分なので主食として食べている国も
ありますよね。
普通に食べるだけでなく、
サラダ油や、飼料、でんぷんからは
コーンスターチが作られて、
紙や繊維の糊付けなんかにも使われたり
しているのだとか。

最近は品種改良されて
スイーツのように甘い品種もあるので、
子供のおやつにも良いですよね。

そしてトウモロコシは収穫後24時間立てば
栄養が半減して味もかなり落ちてしまいます。。。。
なので、家庭菜園で育てると、
収穫後すぐに食べれるので
美味しさが格別なのです!

育てた人だけが味わえる甘さ、美味しさ、
味わってみたいですよね。

スイートコーンの栽培・基本情報

  • イネ科トウモロコシ属
  • 栽培時期
  • 育て方のポイント
    ・連作を嫌う(1~2年の輪作)
    ・背が高くなるので、日陰を作らない場所(西側・北側)に植える。
    ・風で受粉するので、1列に植えると受粉が偏ってしまいます。
     2列以上で植えるようにするのがポイント。
    ・5月くらいから露地栽培で十分育ちます。それより早く直播する場合は
     トンネル栽培、もしくはポットに種を撒いて育てます。
    ・違う品種を近くに植えると交雑しやすいので注意!

スイートコーンを種から育てる

《ポットで育てる》
1:ポットの底に、鉢底網かガーゼを敷いて、
 排水性があって保水力の高い土を入れる。
 (※初心者でもほとんど発芽させることができた
   タキイのたねまき培土がおススメ!)
 (※もしくは畑の土+腐葉土を1:1の割合で!)

2:土をポットにいれたら、ポットを軽く地面にトントンと打ちつけて
 中の空洞を詰める。

3:ポットの入る容器に水をはり、土に水を下から吸わせる。

4:指で穴を開けて、ポットに2粒づつ種をまく。

5:軽く土をかぶせて、表面の土が乾いたら水をたっぷり、
 底から流れるまであげる。

※適正気温であれば4~5日ほどで発芽して
 2週間で、本葉が3枚開きます。
 この頃が植え付けの適期。

《畑に直播する》
畑に直播する場合は点まきで1つの穴に3粒の種を撒いておく。
4月中でまだ気温が上がらない場合はビニールマルチをして
トンネルで栽培をします。

スイートコーンの苗を植えつける

ポットで育てた苗を畑に定植します。
ポットの苗が2本とも芽が出ていても、そのまま2本とも一緒に
植えつけます。

間引き・追肥

植え付けから2週間ほど、背丈が15~20cmぐらいになったら、
がっちりとした株を残して、間引きをします。
抜いてしまうと根を傷めるので、
ハサミで切ります。

※この時、地中にまでハサミを入れて切ります。
※肥沃な土でなければ、この時追肥しておきます。
※葉が黄色くなってしまっているのは栄養不足なので、
 やっぱり追肥しておきます。

追肥

雌穂(ヒゲ)が出始めた頃、追肥をします。

※元肥をたっぷりしてあれば追肥は不要。

受粉

基本、風で受粉します。
家庭菜園などで栽培数が少ないのであれば
人工授粉が有効。

雄穂(株の頭の花)を切り取って、雌花のヒゲに花粉を
振り掛けます。

うまく受粉できていないと実入りが悪くなってしまうので、
なるべくしっかり花粉をかけておきます。

摘果

トウモロコシはいくつか雌花がついて実りはするけれど、
全部育ててしまうといまいちな収穫に。。。
大きく実入りの良いトウモロコシを収穫するためには
摘果します。

一番上の身(一番雌花)を残して、後から下についた穂はかき取ります。
この小さな穂は、ヤングコーンとして食べれます。

収穫

雌穂がでて25日前後になるとヒゲが褐色になります。
こうなると収穫時期の合図。
さやを持って、下に倒すとポキッと折れる。


トウモロコシは色々な野菜と混植ができます。
例えば、3月ぐらいに植えたレタスの両脇にトウモロコシを植えつけると、
トウモロコシが大きく育つ前にレタスが収穫できて
スペースがうまく使えるたりできる技も!

あと肥料の掃除屋さんと言われてます。
基本、トウモロコシは肥料食いなんだけど、
土に残った偏った栄養を吸収して育つのだそうです。