去年の原発事故以来、叫ばれている節電。。。
すこしでも家の中を涼しく保とうと、グリーンカーテンが大人気です。
中でもたくさん葉がついて、暑さに強く、夏に必要な栄養素が満点なゴーヤーのグリーンカーテンが人気ですよね。
でも、葉が思った以上に茂らない。。。
実がうまく育たない。。。
という方も多いようです。
我が家も去年、葉は茂ったものの、実が小さいまま赤く熟してしまう。。。という状態を繰り返していて、一向に収穫できる気配がないので、8月の終りには見切りをつけて抜きました。。。ゴーヤー好きなので本当にがっかりでした。。。
原因分からずだったので、こんな反省をしてました→ゴーヤーの実が小さい物しか生らない理由は?
小さい実しかならない決定的な理由はまだ見つけれていませんが、NHKのやさいの時間で、ゴーヤー栽培の失敗理由と対処法が紹介されていました!
なんでもゴーヤーの育て方には順番があって、それが大切なのだそうです。
ポイントは2つ!
1:まずは葉をしっかり育ててカーテンを作るべし!
2:それから実を作る!
つまり、始めに付くゴーヤーの実を小さいうちに収穫してしまうこと!
すると栄養が葉に行き、ネットいっぱいに葉を広げます。
十分に葉を育てたら、今度は実を大きく育てて収穫するという技です。
これなら、グリーンカーテンとしても役立ち、そして実も楽しめるらしいのです!
ゴーヤーの苗の選び方
・虫や病害虫に侵されていないこと。
・緑の色が濃いこと。
・節間が詰まっていること。
・初生葉ではなく本葉がしっかり大きく育っていること。
※初生葉とは、ゴーヤー特有なんですが、双葉の上に付く葉のことで、初生葉が育ってから次に付く葉が本葉になるので、この違いをしっかり見極めることが大切なのだそうです。
ゴーヤーに適したプランター選び
ゴーヤーは真夏に育てる野菜なので、水もちが良い材質を選ぶのが良いそうです。
素焼き素材のプランターは水の蒸発がはやいので、避けたい素材のようです。
そして再生紙も素焼きと似ていて、表面から呼吸できる素材で水が逃げやすく乾燥が激しいので避けたい素材だそうです。
ということから夏に一番適しているのはプラスチックなのです。
そして大きさを選ぶ時に気をつけいたポイントは、
ゴーヤーはとても根がたくさん張る植物だってこと。
つまり深さが深いもの、30cmぐらいのもので、2株育てるなら長さは50cmほど必要なのだそうです。
少し大きいですが、たくさん根を育てるにはこれくらいのサイズが必要なのです。
プランターに土を入れる
鉢底にネットがついているものはそのまま土を入れていきます。
なければ、ネットを購入して、サイズが合うようにカットして敷きましょう!
鉢底ネットは土が下へもれてしまうのを防ぐだけでなく、鉢底から害虫が侵入してくるのも防いでくれる役割もあるようなので、要注意!
使用する土は「野菜用培養土」。
入れる量の目安は縁から3cm下あたりまで。
土の表面は棒などで平らにならしながら、鎮圧(少し圧力をかける)をする。
こうすることで、水やりをした時に水が均等に行き渡るのだそうです。
植え付け作業
株間は30cm。
植え穴を作って、株を傷めないように気をつけながら苗をポットから出して植え穴に入れます。
周りの土を寄せて苗を固定。
植え付けたら苗に水をたっぷりとやりましょう
乾燥を防ぐアイデア
真夏を乗り切るにはやっぱり乾燥を防ぐことが大切です!
敷き藁を敷いたりするのも良いですが、今回はアルミ箔を利用していました!
アルミを土の上に敷くことで、乾燥を防ぐことができるのだそうです。
こうすると、水やりの回数も減らすころができて便利なのだそうですよ!
ラップではなくなるべく、キラキラしているアルミ箔を使うこと。
保水効果ももちろんですが、キラキラしていると虫が寄り付きにくくなる効果もあるからです。
アルミ箔は土の表面全体を覆うサイズに切り、苗の部分に切り込みを入れて覆います。
端は、風で飛ばないように土にしっかり埋めます。
そしてアルミ箔の表面に割り箸などで、水やり用の穴を数カ所開けておいてあげるのがポイント!
グリーンカーテンに仕立てる方法
壁一面に葉を覆わせるためにはスクリーン仕立てのネットを張ってやること。
準備するものはコレ!
まずはネットの端に支柱を通します。
四隅の先端を支柱に結びます。
ネットの左右を2本の支柱で支えます。
さらに横にも支柱を通します。
横は下、中央、そして上にと3本の支柱を固定します。
そして、今度はプランターに支柱を2本クロスさせて刺します。
そしてクロスさせた支柱に完成したネットを立てかけて、麻ひもなどで固定します。
最後にプランターと支柱に洗濯バサミを挟んで飛ばないように固定。
ゴーヤーの葉っぱの伸ばし方を知る!
ポイントは親づるを摘心して子づるを伸ばすこと!
ゴーヤーの本葉がだいたい5~6枚になったら、ツルの先端を切ってしまうんです。
これを摘心と言います。
こうすると、子づるがどんどん育ちやすくなるんだそうです。
すると葉がたくさん茂って、立派なグリーンカーテンになります。
すると花がたくさん咲きます。
これが実になるのだそうです。
追記:草丈が1メートルまでは雌花は摘み取る
ゴーヤーの葉がどんどん茂り、雌花も雄花も咲いてきますが、草丈が1mぐらいまでは、雌花だけはせっせと摘み取ります。
雌花は、花の下にふくらみのある方です↓
1mを越したら、そろそろ実をつけたい時期に入ります。
その時大切なのがしっかり追肥をしてやること!
肥料不足なってしまったら、いずれ咲くはずだった雌花が咲かなくなってしまうので要注意!
肥料は野菜用液体肥料などをあげるとバランスが良い。
草丈がネットよりも高くなりそうな時は、つるの先端を切り落とします(=摘心)
摘心するとわき芽をまた伸ばして、ツルが横に広がって、グリーンカーテンの役割を果たしてくれます。
その後、受粉し実が膨らみ始めたら、始めのうちは小さいうちに収穫します。
こうすることで株全体が疲れずに長く収穫を楽しむことができます。
【私個人の考察】
「やさいの時間」ではこのように紹介されていましたが、我が家の去年のゴーヤーは、けっこう葉しげっているように思ったんです。。。
特別茂っているワケではないですが、グリーンカーテンの役目は果たしてくれそうですよね。。。
花もたくさんさいてました。。。が、実が付いた!と思ったら、手の平サイズまでしか成長せずに熟してオレンジ色になってしまってました。
やっぱり原因がスッキリしません。
ってことで調べてみて出てきた結果の中でしっくりいく原因がこちらで紹介されていました!
→ゴーヤの実が小さいまま大きくならずに熟する理由
受粉の問題ではないか。。。ってことなんです。
この方も個人で栽培して感じた結果を書かれているので、プロの意見ではありませんが、納得できる理由だなぁと思いました。
私は畑で育てているので虫も多いと思うんですが、街中の畑なので虫の種類は少ないのかも知れません。。。
それに、カボチャも自然では受粉されませんでした。。。ってことはゴーヤーも?なのかも知れません。
人工授粉、今度試してみたいと思います♪