芽キャベツはもちろんキャベツの仲間です♪
一般的なキャベツは1株に1個できるのが当たり前ですが、芽キャベツは
長く伸びる茎から出るわき芽が結球して小さなキャベツになるので、うまく育てれば1株に40~50個の芽キャベツがなります。
なんか不思議ですよね~。
そんな芽キャベツの種蒔き時期は夏!
7月下旬~8上旬にかけてです。
苗から育てるなら8月中旬以降に植付けをします。
種から芽キャベツを育てる!
種から芽キャベツを育てるなら、ポリポットで育てるのがオススメ!
まだ暑い真夏に種蒔きをするので、直播で管理するには水やりが大変だからです。ポリポットなら自宅で管理できるのでお手軽です。
【種蒔き】
ポリポットに鉢底ネットを敷いて、種まき培養土をいれる。
ポットの淵から1cm下当たりまで入れるのが目安。
種の蒔き穴はペットボトルの蓋を利用すると簡単!
だいたい、直径3cm、深さ1cm程度の蒔き穴を作ります。
種は1つの蒔き穴に4粒、等間隔に撒くようにします。
後は土を摘まむように種に土をかぶせて、たっぷりと水をやります。
【発芽まで】
発芽にはたっぷりの水が大切です!
土が乾いてしまわないように水やりをしっかりやります。
発芽までは日の当たると所には置かないで、半日陰の涼しい場所で管理!
【発芽】
種まきから10日ほどで発芽するので、双葉が開いたら1回目の間引きをします。
元気の良い苗を2本残して、後は間引きます。
抜き取ると根を痛める場合があるので、根元からハサミで切ります。
【種まきから約3週間後】
本葉が2~3枚になったら2回目の間引きをします。
茎がしっかりとして、元気に育っている方を残してもう1本は根元をハサミで切り取ります。
間引いたら、土を根元に寄せてやって、苗がぐらつかないようにします。
苗の植付け準備
苗の植え付け前に土作りを1週間前にはしておきます。
【区画作り】
2株植える場合は、幅60cm・長さ1.6mほどの区画が必要。
1:区画の目印の紐を張ります。
2:耕します。
鍬がなくても大丈夫!スコップで掘り返すように深さ30cmほどしっかり耕します。
3:堆肥を施す
・完熟牛糞堆肥…1平方メートル当たり2kg
→全体に完熟牛糞堆肥を撒いて、移植ゴテでもOK!しっかり土となじませます。最後は表面を平にして仕上げます。
※水はけの悪い土地では、この後畝を立てます。
苗の植え付け(定植)
本葉が5枚程度まで育ったら、畑に定植します。
8月になったらホームセンターなどに苗が並ぶので、種まきしそびれても苗からなら育てること可能でです。
1:植える位置に指で印をつける。
株間は60cm。
2:苗の下に肥料を入れる!
植え付け前に、苗の下に肥料を施します。
※このやり方だと、根が育ち、伸びてきた頃にちょうど肥料が効き、育ちが良くなるんです。
植付けを穴より深く、だいたい20cmほどの穴を掘ります。
ここに「ぼかし肥料」を1株当たり25~30g(一握り)入れます。
穴の底の土と軽く混ぜ合わせて、一度この穴は埋め戻してしまいます。
※ぼかし肥とは、油粕や鶏糞など有機肥料ををあらかじめ発酵させておいたもの。
芽キャベツはゆっくり育つ野菜です。ボカシ肥もゆっくり効果が出てくる肥料なので、芽キャベツの根が育ってくる頃に、このボカシ肥が効いてくるので相性が良く、育ちも良くなるんです。
アマゾンや楽天などでも購入できます♪
3:今度は植え穴を掘ります。
今度はポリポットにがすっぽり入るくらいの穴を掘ります。
穴にたっぷりと水が溜まるくらい注ぎ、水が引くのを待ちます。
そこに、苗を植えて、周りの土で埋めて、軽く抑えなじませます。
4:水やり
最後は水やりをたっぷりしておきます。
防虫対策が大切!
芽キャベツはアブラ菜科の野菜です。
キャベツやブロッコリーと同様、アブラ菜科の植物は害虫も大好きで、被害にとてもあいやすいんですよね。。。
さらに芽キャベツは、葉の根元になります。
↑この葉の付け根に1個実がなるので、葉をたくさん育てるのが収穫量を増やすポイント!
なので、葉がたくさん育つように、害虫や鳥から守ることがとても大切になるんです。
【ネットを張る】
1:あんどん支柱を使ってネットを張る。
朝顔の栽培などで使う「あんどん支柱」を使います。
サイズは直径30cm、高さ1.2m
苗の上からすっぽりかぶせて、土に差し込います。
このあんどん支柱を寒冷紗や防虫ネットで覆い、洗濯バサミなどで風で飛ばないように支柱に固定。
上部は隙間ができないように紐で結んだりします。
これで、そこそこ大きく育つまでネットの中で栽培できます。
それでも注意したいのは、ネットは完璧ではないってこと!
小さな隙間でも虫は入ってしまい、ネットの中をたまに確認していないと知らない間に葉っぱが穴だらけ。。。ってこともけっこうある話なので、ご注意を!
ネットの外からでも卵を産み付けられたりしたこともあるので安心しきらないことが大切です!